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2009年1月 No.207

2008年7月28日(月曜日)

便の便り VOL.3

カテゴリー: - ayatomo @ AM10:04
川島市郎

  今年も暑い、暑い、暑い夏がやってきました。水分をきっちりとってほどよい(練り歯磨きくらいの硬さの)便がでるように自己管理してくださいね。夏場、屋外で働いたり運動したりしている方は大量の汗をかきます。汗で奪われるのは水分ばかりではありません。塩分を補充することも大切なのです。スポーツ飲料(ポカ…やアクエ…など)を水で半分に薄めてこまめに飲んでください。1時間外にでていたら1リットルくらいは補充してください。こまめに水分を取って良い汗をかいて暑い夏を乗り切りましょう。

さて、今回は便の出し方を教えます。ウンコの出し方は自己流なのです。それでうまく自然に便が出せている方が殆どですが、不自然に肛門を痛めながら便を出してしまう方もいます。そんな困ったあなたのために理想的な便の出し方を伝授したいと思います。

便は『押し出し』ではなく『送り出し』

 
便意(ウンコしたい)がおきたら我慢せずトイレにいく

排便はタイミングが大事です。一日に1−2回しか大腸は動きませんのでそのタイミングを逃すと大変です。便を我慢すると肛門が鈍感になっていきます。肛門が馬鹿になると便が肛門の近くまできてもわからなくなります。こうして便秘になっていく方が多いのです。

気張るのは5分以内

便が硬くて肛門で引っかかっている場合は別ですが、便意だけがあり排便後残便感(便が残っている感じ)が取れないような場合は5分たったら一度諦めてトイレから出ましょう。肛門の筋肉を緩め、トイレで新聞や雑誌を読んでいたのではなかなか残便感(便が残っている感じ)がとれません。肛門の奥では痔が腫れかかっているからです。人間はこの痔の腫れと便とを区別できません。便と勘違いして気張り続け、痔を悪化させ、さらに残便感がとれない。という気張りの悪循環にはまりこまないようにしてください。

お尻は優しく拭いて、やさしく手で洗って

消化管の入口は、消化管の出口は肛門です。入口と出口はその性質が似ています。

そのひとつはデリケートな所、唇も肛門も非常に傷つき易いのです。オイルショックの頃、新聞紙を揉み解してお尻を拭いた経験のある方は肛門がデリケートな場所であることを良くご存知ですよね。きつく拭きすぎたら簡単に切れてしまいます。お尻を拭いたり洗ったりする場合は唇だと思って優しく扱ってください。それにしてもガソリン価格の高騰にはびっくりしますね。また、オイルショックにならないか心配ですね。

 
皆さん、年に1回の大腸癌検診(便潜血2日法)うけましたか?明らかに自覚症状のある方(最近、便秘が続く、下痢が続く、排便時出血する。お腹が張るなど)は便の検査は必要ありません。大腸ファイバーの検査を受けてください。また、便潜血陽性が1回でも出た方は必ず大腸ファイバーを受けてください。便の赤信号を見のがさないように!!

京都協立病院 副院長・外科医長 川島 市郎


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