便の便り VOL.4

彼岸が過ぎてから朝と夕方の冷え込みが堪えます。
北部の冬を初めて体験する私は 今から冬支度の心配をしています。
トイレはお尻をむき出しにする場所なのでトイレにストーブを入れるべきか悩んでいるのです。
冷えると血圧が上がります。
気張ったら50mmHgくらい血圧が上がるって知っていましたか。
寒い冬、トイレで気張って脳出血、気張り終えた後に急に血圧が下がって脳梗塞や心筋梗塞になりやすいようです。
注意しないといけませんね。
寒い時期は特にウンコの出し方に注意しましょう。
トイレを暖かくして気張らずに出せたら安心です。
さて、今回はRectocele(直腸膣壁弛緩症)の勉強をします。
名前が名前だけにこの病気で苦労する方は殆ど女性です。(ごく、稀に男性の患者もいます)
妊娠、出産(経膣分娩)を経験している女性に多い病気です。
その症状は、排便困難です。
肛門の出口に便がひっかかり出にくいのです。
気張ると前の方(膣の方)がはれぼったくなり、自分の指で便を掻き出している方、膣の方に指を入れて押さえ、気張っても便が膣側にはまり込まないように一工夫して便を出している方がいます。
あまりに便が出にくい場合は手術が必要な方もいます。
この病気を持っている方はほぼ間違いなく脱肛もありますので脱肛の治療も同時に必要です。
私の便秘肛門外来を訪れる方の中では、それ程珍しい病気ではありません。
あなたもRectocele(直腸膣壁弛緩症)を持っている可能性があります。
命にかかわる病気ではありませんが、もしかして私も、、、と思われる方は一度、便秘肛門外来に相談してみて下さい。
便秘肛門外来は2008年10月から開かしていただいた外来です。
毎週金曜日の午前中(午前9時から10時45分まで受付)に開いています。
便秘でお悩みの方、出血、痛み、脱出で排便が憂鬱な方、人工肛門の管理でお悩みの方、便漏れがあり下着が汚れて困っている方、一度相談にいらしてください。お待ちしています。
京都協立病院副院長 便秘肛門科 川島 市郎
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